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中井 章徳 NAKAI Akitoku
岡山県倉敷市出身。岡山県立岡山城東高校・音楽コースを経て,くらしき作陽大学音楽学部音楽学科指揮専攻に進学。同大学を首席で卒業後,桐朋オーケストラ・アカデミー,キジアーナ音楽院(伊),くらしき作陽大学大学院音楽研究科(作曲指揮領域),京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士課程(後期)作曲・指揮領域で研鑽を積む。指揮を志賀保隆,大山平一郎,岩城宏之,リヒャルト・シューマッヒャー,ダニエレ・アジマン,ジャンルイジ・ジェルメッティ,下野竜也の各氏に師事。ドイツで教会音楽をエックハルト・ワイアント,バロックダンスをユルゲン・シュラーペの各氏に学ぶ。ピアノを日高七恵,重川逸呼,チェンバロをダミアノ・チェルッティ,声楽を森野啓司,黒岩典枝,山下敬子,蓮井求道,音楽学を丸山桂介,森泰彦,池上健一郎の各氏に師事。
1998年,ポーランドで開催された第21回マスタープレイヤーズ国際音楽コンクールで指揮部門最高位の名誉ディプロマ賞を受賞し,併せて全部門の中から最優秀者に贈られるマスタープレイヤーズ大賞を同時受賞。このほか倉敷市芸術文化栄誉章(2000年),第10回エネルギア音楽賞(2004年),出雲市市民文化賞(2006年),出雲市文化功労賞(2015年)を受賞している。2010年,ミラノで歌劇「椿姫」を指揮してイタリア・デビュー。これまでに札幌交響楽団,日本フィルハーモニー交響楽団,群馬交響楽団,名古屋フィルハーモニー交響楽団,京都フィルハーモニー室内合奏団,大阪フィルハーモニー交響楽団,日本センチュリー交響楽団,関西フィルハーモニー管弦楽団,大阪交響楽団,Osaka Shion Wind Orchestra,岡山フィルハーモニック管弦楽団,広島交響楽団,九州交響楽団など各地の楽団と共演を重ねているほか,全国各地の市民オーケストラ,ジュニアオーケストラ,吹奏楽団,オペラ団体への客演指揮や学校教育現場での指揮・指導,講習会・講演会などでも講師を務めるなど「演奏・教育・研究」を三位一体とした活動に精力的に取り組んでいる。
現在,出雲芸術アカデミー芸術監督,出雲フィルハーモニック音楽監督兼常任指揮者,北九州シティオペラ客演指揮者。イタリア学会会員。出雲観光大使も務めている。