「阪神」、「大フィル」…「朝比奈隆」
中学2年生,学校へ行ってもやる気が起きず,保健室で横山光輝の『三国 志』と『少年ジャンプ』ばかり読んで歴史ロマン溢れる世界を堪能していた。しかし,ある演奏会がきっかけとなって自分の足で意思を持って歩き始めるようになる。指揮者と言えば「朝比奈隆」,オーケストラといえば「大阪フィル」,プロ野球は「阪神タイガース」。14歳,妄想少年の「憧れ」は揺るぎないものになっていった。-本編を読む…-
マスカーニと共に
西暦2023年。日本では卯年。三つの意味での節目の年になる。 一つ,敬愛する作曲家·マスカーニが『生誕160周年』のメモリアル·イヤーを迎えること。 一つ,博士課程での研究を集大成する最終年度になること。 一つ,年男になったこと。-本編を読む…-
「美しさ」との距離
10代の頃を振り返ると,日々やる気がない訳ではないのに心の軸が定まっていない,親や先生から世間では「正しい」とされている事柄を言われてもピントこない。そんな小学・中学時代だったように思う。今になって思う。求めていたものは「正しさ」ではなく「美しさ」だったのだ。-本編を読む…-